今年の冬は雪が多すぎて狂いかけた
雪が多くなりそうなことを見越して作っていたセローのスパイクタイヤを紹介します
選んだスパイクはベストグリップというメーカー
番号が大きくなるほど表面に出るスタッドとタイヤの中に埋まる部分が増えていく
どれを選ぶかはタイヤの山の大きさと相談になる。今回は捨てる予定だったセロー純正タイヤのTW-302に打つため#1100を選択
#1100はこんな感じ↑
1袋50本入りで5000円 1本あたり100円
最初は2袋100本で足りるだろうと思ったが途中で全然足りないことに気づき追加で2袋購入。合計で4袋200本20000円
専用のインストールキーがありスパイクの両側にある溝に引っ掛けてネジの要領でタイヤにねじ込んでいく。スパイクガンなどがなくてもお手軽にスパイク化が可能
先端は平らになっておりタイヤを貫通しづらい作り
Amazonなどにある中華スパイクは先端が尖っており簡単に抜けそう&負荷がかかるとタイヤを貫通しそう
今回選んだ#1100はトレッド下に挿入する長さが7.9mm
結構減っていた純正タイヤの山の残りを調べるとフロント6mmくらいリア8mmくらい
チューブレスのリアタイヤは貫通すると即終了なので裏側を触りながらスパイクをねじ込んだが全然貫通する気配はなかった。逆にフロントは挿入したときに若干裏側が盛り上がるのを感じた。純正タイヤで#1100を使う場合これだけ減っていても大丈夫だった
こんな感じでフロントはサイドに2本を間隔開けて、リアは両端以外全てに打っていく(左のフロントは作りかけ)フロント70本リア130本
そして本格的に冬が始まりいざ実走のとき
凍結路面はガチガチにグリップするのが分かります。普通のタイヤで凍結路面を走るとタイヤが空転して全くトラクションがかからずにまっすぐ走るのも厳しいですが、スパイクだと凍結路面に食っているのがわかり一度動き出せば普通に走れます。
ただ走り出しと制動に関しては無力です。走り出しは2速で丁寧にクラッチをつなぐ感じ止まるときはエンブレ8割リア2割くらい。思いっきりリアブレーキをかけるとスパイク痕が付いて食っているのがわかりますが止まるまで2メートルくらい滑ります
圧雪路面は一番走りやすくて楽しいですが、こっちはタイヤの種類のほうが重要かもしれません。一昨年はツーリストで雪を走って遊んでいましたがセロー純正の固いTW-302より柔らかいツーリストのほうが走りやすかった
凍結路面、圧雪の上に新雪パターンは要注意です。グリップしてる感触があまりないしいきなりリアから滑って1回吹っ飛びました
気温の下がった夜のガチガチの圧雪路面はベスコンでめちゃくちゃ走りやすくて楽しいです
フロント21インチの恩恵か単にタイヤが太いだけかは知りませんが全体的にカブより安定していてフロントが取られにくいです
このくらい深さのある場所だと流石に全然前に進まない
1が10になるわけではなく0が1になるようなものなので気を抜くと転びますが場所と時間帯を考えて周りに気をつけて遊ぶ分にはかなり楽しいです
柔らかいタイヤに変えればもう少し走りやすくなりそうな感じもしますが新品タイヤにいきなりスパイク打つのはなかなか気が引けます
ようやく雪が無くなって来たので本日ツーリストに戻しました
↑リア
↑フロント
↑リアのセンターのスタッド
約3ヶ月通勤でも使ってやむを得ず雪の無い路面を走ることもありましたが、抜けていたスパイクは前後共に0本で山もまだこれだけ残っています。スパイク自体の作りが良く1本100円の価値はある